今、仲間内で懸垂下降時のロープの連結方法はどれがベストなのか?と議論になっている
・通し八の字+止め結び
・ダブルフィッシャーマン
この2つも良く使われてる結び方だけど懸垂下降が終了してロープ回収の時に結び目がどうしても岩に引っかかりやすい
実際に試してみるとクラックや段差にいちいち引っかかる
回収出来なければロープ無しで登り返すこととなりメチャクチャ危険だ
なので、上の2つの方法は不採用となった。
それで
・オーバーハンドノット+止め結び
・エイトノット+止め結び
のどちらがいいか?の話になった。
エイトノットは昔からずっと信頼されて使われてる方法だが最近では「時代遅れだ」とか「デスノットだ」とかって耳にする
じゃあなんで時代遅れなの?
なんでデスノットって言われてるの?
と、質問すると明確なソースが出てこない
じゃあ自分で検証しましょうって事でオーバーハンドノットとエイトノットでどっちがほどけやすいのかを実際にやってみた
まずは6ミリのロープでオーバーハンドノットを懸賞

止め結びせずにゆるゆるの状態から股を裂くように開いていくと
少しは末端が短くなるがただ単に締め付けがきつくなっていくだけ

相当末端が短くないと解ける事はなさそうに感じた
次にエイトノット
これも止め結びせずにゆるゆるから股を裂きしていくと・・・

8の字の下の輪っかが開いていって上の輪っかがお辞儀して・・・

下の輪っかを通過してしまった
さらにギュッと絞るとパラリと解けてしまった。
末端が長く取れてると止まるんだけども明らかにオーバーハンドノットよりも末端が短くなっていく距離が大きいと感じる
何度も何度もテストして最終的に9mmロープでテスト
やっぱりオーバーハンドノットのほうが安全かな?という結果になった。
とりあえず言える事はエイトノットでもオーバーハンドノットでも末端を30cm以上とっておくことと末端を止め結びかダブルフィッシャーマンをやっておけばまず解ける事はないと思う
こうして僕達の中では
懸垂下降のロープ同士の連結はオーバーハンドノット
末端は30cm以上
止め結びかダブルフィッシャーマンで末端処理を行う
下に落とすロープの先端もそれぞれを連結せずにダブルフィッシャーマンで処理してロープダウンすることとなった。
また時代が進んでいくとこの方法も変わるのかもしれないな・・・
クライミング、奥が深い