おはようございます。
わらしべ長者?
トイレをすませてふと東の空をみるとキレイな朝焼けをみることが出来ました。
海に近づいてカメラのシャッターをきり、満足してテントにもどります。
昨晩、沢山のおしゃべりをした漁師の男性もテントから出てきたので「おはようございます!」とご挨拶。
昨晩同様、朝ごはんを食べながら他愛も無い話をしていると
「俺の持ってるビーコムからスマホの音楽が流れへんようになったんやけどニーちゃん直せる?」
との相談を受けました。
ビーコムっていうのはこういったヘルメットの中にスピーカーを忍ばせて音楽や他のライダーとの会話を楽しむアイテム↓
「自分は別のメーカーのインカムを使っているんで直せるか分からないですがいいですよ!」と返事をしてスマホとビーコムの説明書をチェックしてみました。
まずスマホをチェック。
するとBluetoothがOFFになっていたのでこれをONに。
次にビーコム側をチェックしペアリングモードが解除されているようなので再度、スマホとペアリングを行います。
すると、ものの1分ぐらいでヘルメットのスピーカーから音楽が聞こえてきました。
漁師さん
「うおおー!すげぇ!ずっと直せなかったのに一瞬で音楽きこえるようになった!」
とすごーく喜んでくれました。
その後は「そろそろ出発するかぁ」と僕はテントをたたみ始め、バイクに搭載し「あとは漁師さんに挨拶してから出発しようかな?」と思っているとその漁師さんが近寄って来ていました。
上の写真のものを差し出されて「ニーちゃんこれやるわー」と一言。
ベル「これ、なんですか?」
漁師「ソーラー充電器や、思ったより使わないのと昨晩おしゃべりに付き合ってくれたし、ビーコムから音楽流れるようにしてくれたし・・・」
ベル「いや、そんな大したことでは・・・でもこれ良いんですか?」
漁師「全然ええよ!」
ふとここで「わらしべ長者みたい!」と思ったので「今から充電で困っているバイク乗りが居たらコレを上げて、これよりちょっと良いものに交換してもらおうかなw」と冗談を言うと
「わはは、やっぱりあれやなー。大阪人やなーww」と言われたので二人で「わははー!」と笑ってしまいました。
最後にしっかりと漁師さんに挨拶をしてキャンプ場をあとにします。
コロナで閉じられていた計呂地交通公園
キャンプ場をでて、今日も南東へ向けてスロットルを開けていく。
しばらくすると計呂地交通公園に到着しました。
(オホーツク海側を走っていると突然目に入るSL)
ここでは格安で客室や駅長の家に泊まれるらしいのですが現在はコロナで利用不可となっていました。
↑宿泊休止の張り紙。
自分はここを今まで一度も利用したことがないので中はどんな感じなんだろうと電車の客室を除いてみます。
ガラス越しに見える客室。
「300円や500円で宿泊できるなら全然ありだな・・・」と感じました。
早くコロナ騒ぎが収束していつものように利用できる日が来ますように・・・
そしてまた稚内方面に向けて走り出します。
さくらの滝と神の子池
昨年も寄ったのでもう良いかな?と思ったのですがどうしても見たくなったのでさくらの滝と神の子池にも立ち寄る事にしました。
まずはさくらの滝へ
これは駐車場
無料で使えますよ!
仮設のトイレもありました。
駐車場にバイクを停めたら徒歩30秒ぐらいでサクラマスが遡上している場所に到着します。
動画をみてもらうと分かるのですがものすごい数のサクラマスが遡上しています。
大半のマスは滝に弾き返されてしまっているので、見ていると「頑張れ!頑張れ!・・・」と涙が出そうな感じに。
しばらく見ているともう胸が一杯になるので次の神の子池に向かうことにしました。
さくらの滝からは数キロで到着できるのですが2Kmのダートを走る必要があるので超重量級のオンロードバイク(ゴールドウイングやR1200RT等)は神の子池に行く前に良く考えて向かってくださいね。
曇っていたので少し透明度が悪い感じがしますが相変わらず綺麗です
。
良くみると水の中でお魚がゆっくりと泳いでいて気持ちよさそう。
池の周りにぐるっと桟橋がかけられているので色んな角度から観ることが出来ました。
15分ほど池のまわりをぶらぶらしてバイクのもとに帰ります。
バイクに戻って
「うわっ!」と声がでる。
熱くなったバイクのエンジンがそうさせるのかアブ?のような虫がウジャウジャとバイクにくっついています。
さらにバイクに引っ掛けていたヘルメットにも黄色い小さな虫がワラワラとくっついていました。
必死で手で払ってすぐに脱出しましたがさくらの滝と神の子池は上のような森林香をバイクのそばで焚いていた方が良いかもしれません。
本当に気持ち悪かったです(^_^;)
小雨の中、開陽台へ
雨の中、開陽台にもよってみました。
ここにはキャンプ場があるのですがキャンプ場に行くための道が非常に細くてすこしきつい坂があります。
これです。
いつもはこんなに開けて無くて草がボーボーに茂っているので(キャンプ場に行かせる気ないだろw)と思っていました。
でも今回は草刈りがされていて行けそうだったのでスーパーカブで登ってみるとあっさりとキャンプ場にアクセスが出来ました。
以前に乗っていたR1200GSAではとてもトライする気になれなかったですがやはり「軽いは正義」と再認識しました。
新型スーパーカブ110の燃費
朝から約250km走りガソリンメーターが最後の一個になったので「これはもう危ない」とガソリンスタンドに駆け込みました。
給油をしてみると3.4L入ったので1L=73km走る計算になります。
これだと4.1Lガソリンが入るので280kmぐらいは無給油でいけるかもしれませんね。
(北海道でストップアンドゴーが無いからだろうけど・・・)
今夜の宿 ライダーハウス浜っ子山ちゃんへ
Twitterでフォロワーさんの多くが「ここオススメやで!」と教えてくれた浜っ子山ちゃん。
知床までスーパーカブを走らせた最大の理由がこれです。
何でも3500円で腹いっぱいに海鮮を食べさせてもらえるそうだ。
しかも宿にも泊まれるのでライダーにとっては本当に助かります。
16時ぐらいに到着して宿の女将さんに案内されます。
ここは二階にある談話室。
禁煙とかではないので喫煙者には嬉しいかも。
次が客室。
ライダーハウスあるあるの「不衛生感」はそこまででも無く、使って良い布団などは比較的清潔に感じました。
部屋は3部屋あるので女性の利用がある場合は専用の部屋に案内されると思います。
シャワーがあるとの事だったので「使っていいですか?」と聞くと「うーん、まあいいけど」となんか変な間があって誘導されました。
一回にあるシャワー室
手作りのパーティションの中にドンッと置かれた海外の安宿でみるシャワールームがありました。
僕的には全然OKだったので大将に「使わせてください」と言ってガス湯沸かし器をつけてもらってシャワーを浴びます。
ライダーハウス側としては近くにある温泉まるみかバイクで少し走った無料温泉の熊の湯がオススメって感じがしました。
シャワーを浴びてすっきりしたらあとは食事を待つだけ。
僕は詳しい説明を受けませんでしたがおそらく17時からが夕食タイムのようですね。
僕以外のお客がまだ3人くるそうなのですが中々来なくて「まだかなぁー・・・」とかなり心配そう。
17時ぎりぎりになって今日のお客さんが揃ったので夕食の開始。
食材がバンバン運ばれてきます。
この写真に写っているのが一人分。
毛ガニや岩牡蠣、ホタテ、馬糞ウニ、ホッケ、ニシンなどが沢山並んでいます。
希望すれば白ごはんなども持ってきてくれますよ。
ウニや毛ガニをバクバク食べながらホタテやつぶ貝なども焼いていきます。
ちなみに飲み物は歩いていけるセイコーマートで買えるし、それを持ち込んで飲むことが可能。
他のライダーさんと「美味いなー!」とおしゃべりしながら食べるのですがだんだんお腹が一杯に(笑)
カニを食べた頃には「もう無理www」とギブアップ
お魚を少し残してしまいました。
(食品ロスごめんなさい)
食事を手伝ってくれていた女将さん達も20時前には「あとは勝手にやっといてね」と言って自宅に戻っていたので一階の電気だけを消したりして寝床に戻りました。
スマホで次の日の天気予報をチェックしてそれでは「おやすみなさい・・・」
つづく
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