日本最北端
ここに来たのはこれで4回目か
今日はいつものようにきれいに順番待ちの列が出来ておらず、気の強いものが上にあがって写真撮影するというカオスな状態
若い親切なお兄さん一人がひたすらオジサンやオバサンに「兄ちゃん、次私らおねがいね」と言いカメラを渡され撮影し続けていた
「お兄さん、この人たちの知り合いですか?」と聞いてみると「いえ、僕も撮ってほしいんですが・・・」と言うので「僕が次に写真とりますよ」と伝えお兄さんの写真を撮ってあげた。
なんか、日本人なんだから譲り合いをしてほしかったな、人生の大先輩達。
最北端の土産屋に入って、ベテランホッカイダー達がよくパニアケースに貼っている ”宗谷岬ステッカー” を買おうか迷ったがやめた。
でもやっぱり買っとけば良かったな
今になって欲しい(笑)
最北端のGSでガソリンを給油
「最北端の証明もらえますか?」と聞くと貝殻付きのキーホルダーをもらえた。
北海道はガソリンスタンドがなかなか無い、しかも夕方の17時とかに容赦無く閉店する。
ガソリンタンクの半分を消費した時に営業中のスタンドがあれば ”ちょっと早いかな?” と思っても給油したほうがいい
ガソリンスタンドを出て網走方面に向けて南下
オホーツク海岸はオロロンロードから見える海とは違って鮮やかな綺麗な色をしていた。
宗谷岬から45分ほど走ったところにエサヌカ線の入り口の標識があった。
10年前ぐらいは知る人ぞ知るって感じのポイントだったな
左折してエサヌカ線に向かう
また少し雲が出てきた。
が、やはりどこまでも続く直線道路が見えるとテンションが上がる
昔から思ってた事なんだけど水平線を見た事がある人は沢山いるだろう
でも、日本で地平線を見ることが出来るのって難しい
そんなことを考えながらゆっくりと走っていると視界に何かが入ったと思ったら巨大な鹿たちが僕の目の前を右から左に横切って行った
危なかった!
エサヌカ線を走り高跳びのように右から左にジャンプ一発
目の前を群れで横切り、気づくのが遅かったらこの子たちのどれかと衝突していた。
鹿たちは横切ったあと 「あぶねーな!」 と言わんばかりにこちらを見ていた。
いつも通り、愛車とエサヌカ線の撮影を済ませ
ここをあとにする
黄金岬キャンプ場から走ってきてそろそろ眠くなってきた
なのですぐ近くにあるクッチャロ湖のキャンプ場に行くことに決めた。
セイコーマートで今夜の宴の具材を調達してから到着
ここで受付を済ませる。
たしか一泊500円もいかなかったはず
フリーサイトには野花が咲き乱れている
テントを設営し、次は宴の用意
セイコーマートのジンギスカン
こいつを野菜と一緒に鍋で炒める
野菜からは水分が、羊肉からは脂が出てもはやジンギスカンとは違う食べ物になっていた(笑)
肉と野菜を食べきり、残り汁に藤原製麺のラーメンを投入
とっても獣臭いラーメンの出来上がり
それからは、すぐそばにいたキャンピングカーで旅をしている初老の男性2人に声をかけられてしばらく同席して話し込んでいた。
形にとらわれず、自分が気持ちいい、楽しいと思える事に全力を注いで生きている人達だった。
自分もこうなりたい、そう憧れる。
気が付くと日が沈んで来た。
沈んでいく美しい太陽と湖を見ながら食事を終え
男性二人にそろそろ寝ることを伝えてテントに入り寝袋に包まる。
良い旅を!
今日の走行は約280キロ
宗谷岬では人生の先輩達にがっかりしたけど、この日の終わりに尊敬できる人達に会えて良かった
続く