日が暮れて雨の降る森のなかで「どうしよう・・・」と立ち尽くしていた
さっきのサイトにアクセスすると電話番号が書いてあるので一か八か電話してみた
・・・・なかなか出ない
・・・うーん
ダメか?と思った時に「ウェイ?」と声がした。
英語が伝わるかどうかわからんけど「今夜予約した者だけど施設に入りたい」と言うと
「今、どこにいるの?」って英語で回答が返ってくる
べる「施設の前だよ」
女性「え!?本当!?ゴメンすぐ開けるから!」と言って電話が切れ
奥の方から女の子が走ってきた
息を切らして「ゴメン気付かなかったー」と言いながら門を開けてくれ中に入った
施設の説明を受け、部屋に案内される
ガラーン
誰もいない・・・
とりあえず朝も昼も食べていないので「飯食ってくる」と言って外へ
日本語で「いってらしゃーい!」と手を振って彼女が見送ってくれる
さっきまでの不安が嘘のように安堵に変わり
雨が降っている田舎道を楽しく走り、市街地を目指す
いつものオシャレではない定食屋みたいなところに入店
何にしようか悩む
まだそういえば魯肉飯を食べていないのを思い出したので注文
来た、るーろーふぁん
多分カロリーは高いだろうけどトロットロの豚の脂が甘くって最高においしい
ガツガツかきこんで食べた
ごちそうさまをして、近くのコンビニに入って今夜の晩酌のビールとツマミを購入
鼻歌まじりで花蓮の夜の街を走って宿に帰る
宿に着き自分の部屋に入ると一緒に猫が入ってきた
ここで飼っている猫だ
はじめは気にせず荷物を整理してたりして(さあ、ロビーに行ってビール飲むか)と部屋を出ようとしても猫は僕のベットの上で寝転んで動こうとせず
「おいで~」と呼んでも動こうとせず
抱っこしようとしたら少し嫌がる感じ
もう、これは手に負えないとスタッフの女の子を探して現状を伝えた
べる「ゴメン、猫ちゃんが僕のベッドから動こうとしないんよ」
女の子「あ!本当だ、いない(笑)すぐ行くわ」
一緒に部屋に行き、猫ちゃんを回収してもらってまた一緒にロビーに行った
スタッフの女の子は一人で晩御飯を食べていたようだ
べる「ここでビール飲んでも大丈夫?」
女の子「全然だいじょうぶよ!」
と、言うことでビールを開けて飲み始める
昼に何故か沢山甘いお菓子を買っていたんだけど、欲しくなかったので
「これ、プレゼント、あげるよ」と言って2種類のポッキーを手渡すと
「ヤッター!私これ大好きなの!」と言って大げさに喜んでくれた
そこから二人でお互いの事を沢山の事を喋った
彼女の名前はジーン 22歳
高雄の出身で大学を卒業し、ここ花蓮のホステルで住み込みで働いている
べる「実家を離れて一人で住むのは寂しい?」
ジーン「うーん、寂しい時もあるかな・・・」
べ「じゃぁ、実家に帰りたい?」
ジ「うーん、寂しい時もあるけど今はここがいいかな?遅く帰ってもお父さんがうるさくないしね。今は初めての一人暮らしが刺激的で楽しいの!ふふふ」
と言って彼女は笑った
将来の夢はカナダでお金を稼ぎながら勉強して、そのあとイギリスに行きたいらしい
台湾で働いてお金を貯めるよりもカナダで働いたほうが良い給料がもらえると言っていた
若いのに将来の事をしっかり考えている彼女の事を(すごいなぁ・・・・)と尊敬するのと、将来の事など何も考えていない自分の事が恥ずかしくなる気持ちとで複雑だった。
その後も他愛もない話を沢山して気がつけば3時間も話している
お互いに「おやすみ」と言って自分の部屋に戻った
今日は大晦日
一時間時間が早い日本ではすでに年があけたようで「あけましておめでとう」のメールが何通か届く
ベッドで目を閉じて横になると台湾でも年があけたようで遠くの方でパーン!パパーン!!と花火が賑やかだった
(今年も寂しい年越しだなぁ・・・)
そう、思いながら眠りについた
今日の走行距離、約205キロ
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つづく・・・・
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2013→2014 年越し台湾ツーリング 12月31日 その3-2 大晦日
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