忠烈祠につくとすぐに衛兵交代のセレモニーが始まった。
完璧に揃った動作で衛兵交代が行われる。
彼らはこの衛兵交代までの間、汗を拭くこともせず微動だにしない、聞くところによると瞬きをすることも制限されてるとか
セレモニーの間、多くの若い日本人女性の方達が衛兵の規律ある動きを見てケラケラと笑い「ロボットみたいー」と言っていた
なにがおかしいのだろう?
笑う事なのだろうか?
僕は疑問に思いました。
セレモニーが終わり、多くの人が「面白かった!」と言っていたが一人の老婆が任務が終了した衛兵に深々と頭を下げていた。
このセレモニーがあるおかげで観光になり、ここに来るために観光客がお金をつかい経済が回るのだから笑おうが何しようがどうでもいいのかもしれない。
ただ、個人的には頭を下げてる老婆をすがたを見て僕にはそっちのほうがしっくりきました。
堅苦しく考え過ぎなのでしょうか?
そのご、忠烈祠のなかの台湾の近代の歴史が沢山書いてあるので見て回りました。
親日で有名な台湾ですが、やはり統治されるまでは日本との戦いがあり多くの犠牲者が出たようです。
その事についてはやはり恨みが感じられる内容でした。
そうこうしてるとすぐに次のセレモニーが始まるということで
忠烈祠大殿(奥の建物)から出て下さいと言われました。
次に国立故宮博物院に行きたかったのでそろそろ忠烈祠を後にしました。
忠烈祠から歩いて近くの駅に行き
どのバスに乗ればいいのかとキョロキョロしているとやたらとコッチを見てニコニコしてる25歳ぐらいの女性がいました。
やたらと目があうので
(もしかして、もしかする?)
などと馬鹿な事を考えてました(笑)
そんなわけないない、と思いバス探しをしているとその女性が近寄ってきました。
女性「これから何処に行くの?」(英語)
べる「えっと、(本を取り出して)ここに行きたい」
女性「オー!私もそこに行く予定なの!一緒に行こうよ」
そして一緒にバスを待っていましたがなかなか来ないので「タクシーで行こう!」と言われました。
一緒にタクシーに乗り込んで話をしましたが彼女はアメリカの東海岸にある大学で勉強中の台湾人らしい。
ちょうど台北に帰省中との事だった。
アメリカに住んでる人の英語はすごく早口で流暢だから何度も何度も「Please Slowly」とお願いすると「ごめんなさい、ふふふ」とニッコリ笑って言い直してくれました。
国立故宮博物院にはすぐに着きました。
タクシー代を払おうと財布を出すと彼女は「No!」と言い自分で支払いました。
おごるというのです。
すぐに「だめだよ!親切にしてもらった俺がおごるから!」と言うと「もし、日本で台湾人が困っていたら助けてあげてください」といいなかなかお金を受け取ってくれません。
何度も何度も言ってると彼女はお金を受け取りましたが歩いてると後ろから僕のズボンのポケットにそのお金をそーっと入れてたりしてくるのでこっちが観念しておごってもらう事にしました。
出会った記念に一緒に写真をとりました。
アドレス交換をし、しばらく博物館を一緒にまわりましたが途中で「次の用事があるから」との事でそこで握手してお別れ。
僕は閉館間際までゆっくりと見てまわりました。
追記
彼女はちょくちょくアメリカからメールをくれますが、英語での会話な為、返事が大変です(汗)
台湾ツーリング 7日目-2 高雄→台北
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