前回の記事はこちら
スーパーカブ110で四国カルストへ
黒瀬キャンプ場で一泊目の目覚め
また、日が昇ってきたのと鳥のさえずりで目が覚めた。
今夜、昨年にたまたま高知県のキャンプ場で出会った人に出会う予定となっている。
↓昨年に彼とあった記事はこちら↓
テントを出て「今日はどうしようか・・・」と仁淀川のほとりを散歩しながら考える。
しばらく考えたあとに「今年も四国カルストに行ってみるか」と何となく決めて退役自衛官のKさんに「夜にキャンプ場にお会いする前に四国カルストに行ってきますね」とLINEだけ送っておいた。
スーパーカブにまたがってナビをセット。
黒瀬キャンプ場からは約62kmほど距離があるようで「2時間もあればいけるか・・・」と考え少し心配だけどテントはキャンプ場にデポして出発。
仁淀川を横目にスーパーカブを走らせてナビの言う通り、大体2時間ほど走ると四国カルストに到着した。
それなりに感動はするのだが昨年も同じ景色を見ていたせいか残念ながら昨年のような感動は無かった。
ある程度景色を楽しんだら下山、キャンプ場に戻る方向へスーパーカブを走らせていく。
元自衛官のKさんと中津明神山(天空の林道)へ
キャンプ場に戻っている途中、高知県でよく見る斜面に家が並んでいる景色があったのでスーパーカブを停めて写真を撮ることに。
「なんでこんな険しい場所に先祖は住むことにしたんだろう?」とか「畑や田んぼは住宅より下に作るんだな・・・」
そんな事を考えているとスマホに着信があった。
今日会う予定の元自衛官Kさんからだったので出てみると「今、仕事終わったからキャンプ場に行く前にちょっと一緒に走ろうよ!」との事。
すぐ近くの中津渓谷で集合との指示だったのですぐにスーパーカブでそこに向かった。
しばらく待っているとKさん到着。
1年ぶりの再開で「久しぶりです!」と喜んでいたら「ついてきな!」と言われたので良くわからないまま走り出す。
とんでもない細く急な坂を30分~60分ぐらい走っただろうか?
そこにはとてつもない絶景が待っていた。
ここは中津明神山(天空の林道入口)というところらしい。
四国カルストやUFOラインは有名で行ったことがあるがまったく聞いたことも無いスポットだったので「やっぱり、まだまだ日本で知らない場所があるんだな・・・」と実感した。
クネクネと尾根に道があるのが天空の林道
山頂には小さな神社がある
しばらくそこで再開を景色をみながら「あれから1年どうしていたの?」とかそういった話をしていると良い時間になってきた。
「そろそろキャンプ場に行こうか!」と言って来た道を下っていく。
黒瀬キャンプ場で火振り漁と鮎を楽しむ
一緒にスーパーマーケットに行って買い物を済ませ、黒瀬キャンプ場に到着。
しばらくするともう1人の元自衛官の方も来られていた。
「お久しぶりです!」と挨拶したあとは夕ご飯の準備だ。
鍋を振る舞ってくれるとの事でお言葉に甘えて鍋を楽しんでいると1台のジムニーが船を引っ張って入ってきた。
どうやら高知県で伝統的な「火振り漁」というのをやるらしい・・・
火振り漁とは↓
船とライトを使って鮎を網に追い込んでいく
ライトが無い大昔は松明(たいまつ)の火を使って行われていたそうだ。
自分たちはそれを横目に「すごいなぁ」と見ているとKさんが何やら歩きだして漁師さんの方に向かっていき、しばらくすると帰ってきた。
どういった経緯かは良くわからないが気がつくと、とれたての鮎が網の上にに乗っている(笑)
この辺の鮎は大昔に宮中に貢物として献上されるような物らしい。
塩をふって、火で炙って食べるとホクホクとした食感でまったく臭みが無いのでパクパクと美味しく食べることが出来た。
仕事の事
家族の事
人生の事
一つの火を囲んで沢山の事を話をした。
日本一周中にたまたま高知県で出会った人と1年ぶりにまた高知県で再開し、こうしてお酒が飲めるのは本当に幸せだと思う。
これこそバイクに乗って旅をしている特権だと感じた。
夜の23時ぐらいまでお喋りしただろうか、そろそろ酔いも回ってきたので各自テントのなかへ。
おやすみなさい
続く
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