おはようございます、べるです。
日の出と共にキャンプ場で目覚め、車の横で歯を磨いていました。
隣でテントを貼っていたモトグッツィ乗りの男性に「ナンバー大阪ってなってるけど自走きたの?」と声をかけられます。
「はい、そうです。夫婦で退職して今、日本一周中なんで時間もあるので」
「ああ、そうゆう事か・・・って、プリウスで?」
「はい、狭いですがなんとかなってます(^_^;)」
「ハイエースとかにすればいいのに(笑)」
と、他愛もない話をしました。
彼は定年退職したばかりで時間があるのからこれから好きなだけバイクに乗ったりする予定だそうです。
僕らと違ってお金の心配がないのと、「仕事最後までやりきった」感が出ていて晴れ晴れとした表情でした。
ちょっと羨ましかったです。
彼とお別れをしてキャンプ場を出発、恐山に向かいます。
恐山が近づいてくると硫黄の臭いがしてきました。
目の前には大きな湖が見えます。
これが有名な宇曽利山湖ですね。
この宇曽利山湖は強酸性の湖らしくて基本的には生き物が生存出来ない湖だそうです(特殊なウグイだけが生きれるそう)
目の前に橋があるので車を止めて見に行ってみます。
ん?三途の川?
さっき渡った川が三途の川らしく妻と二人で「俺ら三途の川渡ってしもたやん・・・」と苦笑い
この左のお婆さんがあの世に行くとまず死者の身ぐるみを剥がすらしいですよ。
そして近くにある恐山菩提寺に到着です。
まあ何となく予想してたんですがやっぱり入場料がかかりました。
一人500円
ちょっと妻と悩んで、JAF割が無いか?とかチェックしたりしたんですがありませんでした(笑)
ここまで来て入場しなければ多分、生きてる間にはもう来ないでしょ?と話し合って結局入場です。
入るとすぐに「あー、この世とあの世の間って感じが分かる気がする」という言葉が口から出ました。
なんというか異様に静かなんですよね
鳥の声や虫の鳴き声とかがあまりしなくて静かなんです。
ふーん、なるほど・・・とか呟きながら色んな箇所の写真を撮ったりしていました。
何となく歩いていると頭がキーンと締め付けられるような痛みがあって
妻に「なんか頭痛いんだけど・・・」というと「実は私も・・・」だって
多分霊的なものでは無くって漂ってる硫化水素のせいだと思うんですけどね、何なんでしょうね?
なんの前情報も無くここに来たので「なんで石に人の名前書いてるの」とか「ワラジとか手ぬぐいとかにも名前書いてるやつが木に結ばれてるけど何で?」とか
頭の中は「?????????」みたいな状態でした。
一通りぐるっと境内を回って1時間30分ぐらいで恐山菩提寺を出る。
あとで恐山の事を調べたんですが、名前が書いてある石の事とかワラジの意味を知ってちょっとゾッとしました。
僕が見ていた人の名前は多分、皆すでに亡くなられた方の名前だったんですね(-_-;)
数日前に母に電話した時に「恐山に行くよ」と伝えると心配そうな声で
「恐山?ちゃんと色々と調べてから行きなさいよ」と言っていたのですがそうゆう事だったんですね。
年寄りのアドバイスをちゃんと聞いておくべきだったのかもしれません。
恐山であまり変な事をすると祟られるとかって聞くんですが今のところは大丈夫です。
なぜかGoPro9の電源が勝手に付いたり消えたりするぐらいです(笑)
そのあとはすぐ近くの釜臥山の展望台に登って周辺の景色を楽しみました。
ここは防衛庁の敷地内でもあるのか展望台に行く際に見張りの人がおられました。
普通に通してくれるのですが展望台以上は車では入れないようです。
背後にはガメラレーダーというのもありました。
こうして自衛官の方が北朝鮮のミサイルとかを監視して我が国を守ってくれているんでしょうね、頭がさがります。
「今後はどうする?」と妻と相談。
青森を去る事を二人で決めます。
プリウスを走らせてガッツリと南下。
青森市に近い ”松の湯さん” でお風呂に入ります。
350円という破格なんですよ。
お肌がつるつるになるいいお湯でした。
露天風呂とか備え付けのシャンプーとかもないのですが女将さん?店員さん?の対応が優しくて良かったです。
良いものさえ提供してれば繁盛するとかいう人も居ますが接客も大事な要素だなー、そう感じました。
そして今日の寝床に決めた道の駅なみおかアップルヒルに移動
事前に買っておいたホタテなどを調理してラーメンと一緒に食べました。
毎日、文句を言わずに調理してくれる妻に感謝。
そしてプリウスの寝床を整えたら寝る時間です。
それではおやすみなさい!
日本一周38日目
獲得都道府県 青森 25/47
移動距離 約220km