あまり長居もしてられないのでご飯を提供し続けてくれる彼らにお礼を言って披露宴を後にする
走り始めるとすぐにフロントがグニグニグニ・・・・と変な感じ
(またパンクか・・・)
フラフラと路肩に停止するとバイク屋がちょうどあった
「パンクした」
そう伝えるとすぐに作業にとりかかってくれる
チューブを取り出しパンク箇所を特定
パッチを貼る前にヤスリを掛けるんだけど変わった工具を使ってる
ブリキの鉄板に沢山の穴を釘であけてある
その時に出来たバリを利用してヤスリとしてるようだ
なんというか発想がすごい
あっという間に修理を終えて写真を撮らせてもらった
50円を支払って再出発
するとまた5分もしない間にフロントがフラフラー
(何回パンクするねん!)
と、思ったが怒っても仕方ない
また近くのバイク屋へ
このバイク屋さんがベトナムの中でも一番テクニックがあるように感じた
やたらとスピーディ
チューブの穴の箇所を特定してる時に整備してる人が「ん?」とチューブのサイズを見ている
「へい!」と僕のことを呼びチューブの規格を見てみると・・・
17インチ
その後にタイヤを見てみろと言われて確認すると・・・
16インチ(笑)
16インチのタイヤに17のチューブを入れてホーチミンからハノイまで来ていたようだ(笑)
そりゃパンクするわ!
「どうする?チューブ交換するか?」
そう聞かれたのでお願いしておいた
あとほんの少しでゴールのハノイなんだけども、ここまで運んでくれた愛車だから綺麗な状態で次の人に渡ればいいかなーなんて思って
作業が終わり支払い
この日はプラグとプラグキャップ、チューブまで交換して日本円にして2000円ぐらいは整備費用に消えている
こっちの通貨感覚では沢山お金を使っている気がした
店の人達に「ありがとうね」と伝えて握手をして近くに置いていた黄色いジャケットを着るために袖に手を通すと・・・
ビビ!!
と、電気ショックのような衝撃が走った!
なんだ!?と手を見ると手のひらで黄色い虫が暴れている
バチーン!と叩いてからようやく事態が把握できた
蜂だ
まだそんな腫れてないけど親指の付け根に刺された痕が
叩き潰した蜂
人生で初めて蜂に刺された
思っていたより衝撃的に痛かった!
ブス!っていうより
ズドン!って衝撃をうけて本当にビックリした
「うおー!!!」とか「ひぃー!」とか痛いのと蜂毒に対してアレルギーを持つことになるのか・・・とか色々と動揺してると・・・
さっき、整備してなかったおじいさんがいきなり僕の手を掴んで何かを患部に塗り始める
(な、なに?)と目を凝らすと蜂を分解してその内臓を患部に塗りつけていたのだ
「ぎゃぁー!やめてー!」と笑いながら言うもやめてくれず
「なあに、これが一番虫刺されに効くんだ!」みたいな感じで塗り塗り・・・
目の前で行われている民間療法にジタバタ抵抗するも僕の患部は蜂の体液でベトベト(笑)
バイクの整備と僕の治療も無事に終わりました(笑)
奥の女の子は通訳として呼ばれた子です、娘さんかな?
最後に「フェイスブック!フェイスブック!」と友達申請をお願いされて友達登録してお別れ
ベトナムではフェイスブックが出来ないとかって聞いてたんだけどパソコンもスマホも両方問題なく出来ました。
そして日も暮れてきたのでホテル探し
今日のホテル
NEW QUEEN MINI HOTEL
このHOTELも綺麗だった
部屋にどさっと荷物を置いて外にご飯を食べに行く
ライスペーパーで任意のおかずを自分で巻いて食べる奴を頼んだ
巻き寿司みたいで楽しい
今日も1日大変だったなぁ・・
色々と思い出し、ジンジン痛む左手をさすりながらビールを飲んでホテルに帰りました。
今日の走行
約250キロ
ハティン→ニンビン
続く