空港からバイク屋街に徒歩で歩いていきます
上の地図の中で右下の星が2つあるあたりがバイク屋街
汗だくで2kmほど歩きます
途中においてあるバイクを見て「ああ、本当にベトナムに来たのだなぁ」と再認識
クラクションがガンガンに鳴りまくり、歩いていると次々にバイクタクシーの人が「へい!モトバイク!?」と声を掛けてきます
ひたすらに「ノー!」と冷たい顔を作って通り過ぎます。
しばらくするとバイク屋街に到着しました。
早速お店の人に値段を聞いていきます。
「How much?」と言えばたいていどの店主もバイクを買う意志があるんだなと理解するようです。
バイク屋はベトナム語で値段を返してくるのですが一切ベトナム語が分からない僕はiPhoneの計算機アプリを立ち上げて店主に押してもらう
さっきの普通の形のバイクは高額で日本円で8万以上するものばかりでした。
ひょっとしたら250ccとかなのかも?
僕の予算は4万円までなので他をあたります。
一人に声をかけると他の店の人が来て
「いくらくぐらいで考えているんだ?」
と次々に話しかけられてちょっとした人気者に・・・
どうもホンダのバイクは他のメーカーに比べて飛び抜けて高い
どこで聞いても中古のカブ(100cc)が6万ぐらい
で、ヤマハとスズキの原付二種が5万ぐらい
あとは台湾メーカーのSYMなどはホンダ製の半額ぐらいの価値で3万ぐらい
「値引きできる?」と聞いても首を振られるので「じゃあいいや」と店を出ようとすると引き止めにあいます
向こうも利益を上げようと必死。
歩きまわって疲れた頃に一つの店でヤマハのヌーボと言うスクーターが4万円のプライスでした。
この真中の黒い奴
Yamaha Nouvo - Wikipedia, the free encyclopedia
表に出してもらって各部をチェックします。
ホイールベアリングのガタがないか?サスはスムーズに動くか?ブレーキディスクが歪んだりしていないか?
エンジンをかけてもらいアクセルを煽ってレスポンスの確認をします。
シリンダーヘッドからのタペット音もほとんどありません。
「ディスカウント出来るか?」と英語で話しかけるも英語が分からないようだ
「ちょっとまて」と言われ電話をかける店主
すると一人の女の子がやって来ました
彼女は店主の娘さん
どうも若い子ほど英語が一定のレベルで話ができるようで彼女も通訳として呼ばれたようです
店主と彼女と僕でやりとりを開始
「約3万8千円までならディスカウントしてもいいよ」
と、落ち着いた。
時間は午後4時
今日はいったんホテルに泊まって一晩ゆっくり考える事にしました。
すぐ隣にホテルがあったので一泊いくらか?と聞くと「約1200円」との事
OK
ホテルの内部はこんな感じ
ちなみに冷蔵庫に色々飲み物が入ってますが有料なので飲んだら翌朝自己申告しないとダメ。
シャワーを浴びて一休み
そして、夜の街に繰り出します
今夜の晩御飯はフォーにすることにしました
「フォー、ワン」と言えば・・・
出てきました。
たいていのフォー屋さんではフォーに生野菜が付きます。
これで確か125円
おいしくペロッと頂きました。
夜の街を徘徊してると家具をバイクで運ぼうとしている人がいました
「いくらなんでも無理だろ!(笑)」
と、思わず声が出てしまいます。
結局、なんとか走り出して行ってしまいました。
日本人は出来るかどうかをやる前に想像し実行するかどうかを決める人が多いと思いますがベトナムでは違うようです
”とりあえずやってみてダメだったら違う方法を考えよう”
これが原則のようですね
ベトナム人の力強さをここで感じました。
お酒も入っていたのでほろ酔いでホテルに向かいます
実はこの日の昼間、持っているベトナムドンが底をつきそうだったので両替をしてもらいに銀行にいったのですがどこも閉まっていました。
そう、日曜だったのです
「空港でもっと両替しとくべきだったなぁ・・・」
そんな事を考えながらホテルに帰ってベットに寝転がります
明日はバイクの購入
そして、ホーチミンを出発だ
不安と希望とが複雑に入り混じる中で眠りにつきました
つづく