途中でバイク屋に入ってバイクのオイル交換とかしてもらったりして
台北の街に帰ってきた。
ちょうど17時すぎぐらいに台北入りしたので帰宅ラッシュが始まりかけている
まっすぐ走ってるだけなのに右から左からバンバン抜かされ、前を向くと逆走スクーターが走ってくるわ、交差点では信号無視する奴がいるわ気を抜く暇がない。
iPhoneとグーグルマップを頼りになんとかかんとかドミトリーがあるという圓山駅に到着
必死に探してるとフットスタンプさんが見つかった
台北のドミトリーは大体ビルの2階以上にあるところが多く入り口を見てもそこにドミトリーがあるとは分かりにくい
近くのスクーター置き場にスクーターを止めていると大きなザックを背負った白人バックパッカー2人がキョロキョロ、ウロウロしていた。
多分フットスタンプ探してるんだろうな・・・と思ってみていたら通りすぎて言ったので追いかけて行って「エクスキューズミー!」と言うと振り返ってキョトンとしている
「あなた達が探してるのはドミトリーのフットスタンプさんじゃない?」と聞くとキョトンとした顔が急に笑顔になって「そうそう!そうなんだよ!全然見つけられない!」との事
「ついておいで!」と偉そうに引き連れて歩いてる時にふと 玄関にFootstampって書いてあったけど俺確認してないな・・・もし違うかったらどうしよ と思っていた。
呼び鈴を押すと高校生の男の子みたいな子が出てきて「ようこそ!」と言うので一安心
白人さんが「ありがとう」と言っていた。
一緒に僕も上に上がり男の子から施設の説明と料金を払う。一泊500元(1500円ぐらい)
明日、クライミングジムに行きたいので「この辺にクライミングジムはありますか?」と聞くと「え?クライミングってあの壁を登る?」と言うので「うん、そう・・・」と答えると
「ふふふ・・・あははは!!」と笑い始めた
「え?なに?おかしい?」と言うと彼はこう答えた
「僕がここで働き始めてから施設に着いて初めての質問がクライミングジムがないか?って聞いたのは貴方が初めてだ。貴方は変わってる!」そう言ってまた笑った
その時、このドミトリーは楽しくなりそうだなーとなんとなく思った。
ドミトリーに着く前からスクーターを貸してくれた台湾の友人と今夜飲みに行こうと約束していたのでザックを自分の決められたベッドに放り投げて外に出た。
台湾の友人と近くのステーキ屋さんに言って晩御飯
店に入る前に「中で持ち込んだビール飲んでいいかい?」と聞いてもらってオッケーが出たのでステーキを食べながら飲んで喋った
「あんな事があった、こんな事があった!」と喋る僕の話を聞いてくれる台湾っ子、バイクまで貸してくれて本当にありがとうね。
おかげで”去年、雨の中で走った東海岸を晴れの日に走る、去年寄らなかったタロコに行く”が出来て大満足でした。
「もし台湾の警察から後日、交通違反の請求が来たらきっちり回してね」というと「当たり前だ!」と笑って言っていた(笑)
夜ももう22時に近づいてきたのでそろそろ今日はお開きにしようか?となって圓山駅近くで一旦別れた。
セブンイレブンで今夜のビールとおつまみを買ってドミトリーに戻る
お風呂に入りさっぱりしてロビーで飲んでいた
しばらくすると「ここ良いですか?」と言って日本人の客とスタッフの少年、それと台湾人の女性が同じテーブルに座り雑談が始まる。
僕が少年に「ここのオーナーは今なにしてるの?」と聞くと「え?僕がオーナーですよ」と言うので僕と日本人の客は「えええーーー!?」と驚いた。
「ちなみに何歳なの?」と聞くと「35になりました」と言われてまた「えええーーーー!?」と驚いた。どう見ても高校生ぐらいにしか見えない(笑)
とにかく本当にびっくりした。
常識で考える童顔ってレベルを超越してる。それぐらいすごい若かった
左の人がオーナーさん
オーナーは僕が聞いていたクライミングジムを探してくれていたみたいでパソコンを開いて「ここにありますよ」と教えてくれた
やさしいオーナー
その頃、昨年台湾で道に迷っていたら声をかけてくれたウイニーちゃんが頻繁にメールをくれていた
彼女はわざわざ僕を案内してくれた上にタクシー代まで出すと言い
さんざんどっちが支払うかもめて僕が彼女のカバンにお金をねじ込んだり、彼女がまた知らない間に僕のポケットにお金を返したりした。
楽しい思い出を作ってくれた一人だ。
その彼女が「明日、台北にいるなら会いましょ」と言ってくれているのだけど彼女はアメリカの大学に今通っていて英語がペラペラなのだ
会うと僕の脳みそがオーバーヒートすることはもう間違いない
「会いたいんだけど英語がうまく喋れないので心配、どうしようかな・・・」とメールすると
「ドントウオーリー!」と即座に返事があった。
(うーん・・・・)
と、悩んでいるとオーナーが「どうしたの?」と聞いてきたので「実は・・・・」と説明するとそこにいたみんなが「特に用事がないなら絶対に会うべきだ!英語の勉強にもなるし出会いは大事にするべき!」と万場一致の意見をいただく。
悩んだ末に「じゃあ、クライミングに行ったあとの夜に会うことにします」と言うとオーナーはニヤリと笑って「べるさんは悪い男ーーー」と意地悪な顔をして「イッシッシ!!」と笑うのであった
なぜなんだ(笑)
ウィニーにも「明日クライミング行ったあと、夕方から暇だからそのぐらいはどう?」とメールを送ると「オッケー!じゃあその時間に待ち合わせ場所で集合ね!」と返事があった。
それからオーナーが「べるさんは臭豆腐食べたことある?」と聞いていきて
「ないよ、臭いは嗅いだ事ある、多分食べれない」と僕と日本人の男の子も言うとニヤッと笑ってオーナーが消えた。
しばらくするとオーナーが帰ってきた
なんか臭い・・・
まさか
ドーン!
臭豆腐!
ニヤニヤしながら「さあ食え!おごりだよ」といってせっせとお皿にとりわけて僕に渡すオーナー
覚悟を決めて一切れ食べた
・・・・
クッサ!!!
まるで親父の足の親指をかじってるみたいな気がするぐらい臭い
オーナーはゲッラゲラ笑いながら「クサクナイー、オイシイヨー」と言って横の女性とむしゃむしゃ食べているのだった(笑)
夜もふけてきて「そろそろ寝るかー」と言って解散
歯を磨いてベッドに入り目をつぶって寝るのだけどなんだかまだ口が臭い気がした・・・
・・・つづく
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2013→2014 年越し台湾ツーリング 1月2日 その5-3 臭いわ!
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