beru's blog

バイク ✕ キャンプ ✕ クライミング

2011→2012 年越し宗谷岬ツーリング 3

明日からは吹雪らしいので今日なるべく南下したいのもあって早々に出発
R40で下っているとドンドンと雪の量が増えてきた
深雪をココで初めて経験するんだけどもう、めっちゃくちゃ滑る

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宗谷で出会ったライダーに聞いた話を思い出していた

「元旦はありとあらゆる店がしまり、みんな休んでしまってろくなことが無いんですよね・・・」と

”あ!・・・ひょっとして除雪車も休み?”

どうやらそのようだ
そりゃ除雪作業車にも正月休みがあってあたりまえだわな・・・と自分を納得させる

その後もどんどんと雪は積もっていく

D

積雪量が20cmぐらいになってくるともう全くタイヤがグリップしない
10キロで進むのがやっとでそれ以上出せばフロントがすべる→カバーするとその反動でリアが滑る→立てなおすとまた滑る の、繰り返し
悪戦苦闘してるその横ギリギリを大型トラックが猛スピードでかすめていく
宗谷岬に着いて心の芯にヒビが入っていたが、この時、完全にボキッと音を立てて心が折れた。
もう本当に地獄だった。

それでも3、4時間格闘してたったの40キロメートルすすんだ天塩の道の駅に到着

そして雪がドンドンと積もっていく
雪が降ってきて視界が2mぐらいしかきかなくなってきた。
風もすごくって突風が吹くと反対車線に持っていかれてしまう

「これってもしオレが転倒したら後続車が来ても気付かずに轢かれるよな・・・」
「バイクを起こしてる間に後続車に何か合図するにしても一人でできないしどうしよう・・・」

そう思ってバイクを止めてたたずんでいた

その時「ブーン」とバイク二台の音がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

さっそく声をかける「どっちに行かれるんですか?」 「札幌だよ」と返事
「申し訳ありませんがご一緒させてもらえませんかね?」と言うと
「人数多いほうが楽しいし全然いいよ!!」と喜んでくれた
外はどんどんと吹雪いているがなんとか3人ならなんとかなりそうだ。

視界が2mぐらいの吹雪の中、20キロぐらいで必死に走る
シールドに雪がつもるから10秒に一度ぐらい、左手で雪を払うがその一瞬左手を離すのも恐ろしい。
ホッペタと足の爪先が寒さでジンジンと痛み
「ひょっとしたら凍傷とかにならんだろうな?」と考えていた
遊びで来た北海道で指の切断なんてごめんだ


そして、7時間かけてなんとか留萌まで着いた。

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3人ともにキャンプ道具は持っているがシュラフも昨日のテント泊で湿ってるし
今日はホテルが空いていたらホテルに泊まろうということになり、誰も反対はしなかった。
ホテルにチェックインして3人で飲み屋に飲みに行くことに・・・

知りあってすぐの3人だけど趣味と目的が同じだから楽しく盛り上がった
”バイクに乗ってきて良かったな・・・”と心からそう思えた

ホテルに戻って各部屋に別れ、シュラフを乾かしたりしてからベッドに滑り込んだ
普段なにも思わず使っていたベッドが、暖房が、トイレが、シャワーが、こんなにありがたいなんて思わなかった。
そして、フカフカのベッドで落ちるように眠った。


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3日目
ホテルのロビーに9時に集合
みんな大好きセイコーマートで朝食を取る
ガソリンも入れて

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予報では今日は吹雪くと言っていたがなんだか晴れていた

オロロンラインを走り始めると風こそキツいが除雪もされて太陽が照り始めると
氷が溶けてアスファルトの肌が出てきた。

アスファルトの上だとすごくグリップする!
おお!アスファルト!!なんて素敵なんだ!

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途中、増毛あたりの道の駅にてみんなで撮影大会したりして
そうしてまた、走りだしあっという間に石狩市に着いた
「また連絡します、ありがとうございました」
こういってここで二人とは別れた


この時は15時ぐらいだったか・・・
フェリーは明日の小樽発なのだがひょっとすると今日の苫小牧便に乗れるんじゃないか?と思いつく
一日あいた分、北海道の観光でもと考えはしたがもうとにかく家にかえりたい
あれほど待ち望んだ冬季北海道ツーリングだったけどこの三日間で身も心もズタボロだった
やっぱりオンロードバイクの大型できたオレが馬鹿だったのか?

電話して予約変更を依頼するとすんなりOK
日が沈んでしまう前にと頑張って苫小牧までW650を走らせる。

17時
苫小牧東港着



原付で来てた他二人の男の子にも声をかけてくれた
これまでの苦労話で盛り上がる

そして乗船の時間が来た・・・
船に乗りバイクを降りた時に
”ああ、終わったんだな・・・もう、怖い思いをしなくていいんだ”
と、心をなでおろした。
反面、美しい冬の北海道の景色を思い出して離れたくない気持ちもあった。
そんな複雑な思いのままベッドで横になっていた。



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おしまい



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